2019年4月14日 (日)

建築士の独り言2019③

本年3回目の書き込みですが、またまた大手の住宅建設会社の

不正が発覚しました。今度は業界最大手のダイワハウスです。

今回も建築基準法のに合致していない材料、

工法などが内部告発により発覚しました。

私も以前は大手建設会社にいましたが、

どの建設会社も基本的に利益優先で

社内では法律に抵触又は発覚しなければまず利益を

優先する風潮はずっと変わっていない気がします。

心ある技術者が勇気を持って告発したと思いますが、

いくら企業がコンプライアンスを優先するといっても

利益を追求する企業にととってはどうしても出来ない

ことがあります。やはりチェック機能が働くためには

第3者よるコンプライアンスチェックが必要になります。

特に建築は人命守る大切な財産です。

建築士の第三者チェックの重要性を消費者にもっと

理解してもらう必要があります。

消費者も安全にはコストがかかることを理解してもらいたいと思います。

 

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2019年3月 2日 (土)

建築士の独り言2019②

本年2回目の書き込みですが、先日から報道されている

レオパレスの違法建築の話です。報道によるとレオパレスに使われている

外壁材料が、耐火認定を受けていないものを、さも受けているように

使っていたものです。本来ならば使用する前に

大臣認定を受けて上で実際の工事に使用しなければならないのを

今回報道で知ったのですが、後追いで認定を受けて今回の

違法状態を回避しようとするものです。

これでは本末転倒だと思います。法律で後追いで認定も

拒否できないことの法律の弱点を突いたもので、

数年前にもある超高層マンションで施工ミスで柱が折れるという

事故が起きました。本来なら折れた部分まで解体してやり直す

のが本来ですが、そのときは折れた部分の補強を認定申請して

通してしまいました。

これも大手の事業主でお金の力で法律の弱点を付いた方法で

まかりとおっています。

私は設計技術者の責任としてミス起こしてしまった時、

そのミスを責任を持って遵法するほうを選びます。

そのミスをミスで無くすために法律を代えてします。

こんなことがまかりとおっていいのでしょうか。

やはり原理原則を金の力で捻じ曲げてしまうのは

憤りを感じます。

私は設計技術者として自分の設計した案件には

思い責任があると強い思いを抱いて日々の業務に

取り組んでいます。

ミスをミスでないようにしてしまう。そんな責任の取り方は

ありえないと思います。

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2019年1月 6日 (日)

建築士の独り言2019①

明けましておめでとうございます。

今年も建築士の独り言を続けます。

来年はオリンピック、そして2025年は大阪万博

建設業界は何か活況を呈しているようですが、

昨年は災害が頻発し、屋根工事などは半年以上

工事ができない状態が続いています。

労働力不足が如実に直面しているわけですが、

建築の技能は一朝一夕では身に付くものではなく、

労働力不足はますます建築業界に暗い影を

落としていくことは間違いないと思います。

建築家として、伝統技術を守ることと職人不足

頭の痛い問題です。

今年もよろしくお願いします。

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2018年12月31日 (月)

建築士の独り言2018③

2018年も今日で終わりですが、来年は元号も変わり平成も終わりです。

思えば平成3年に独立して以来設計に携わって27年、

その過程でオープンシステムに出会って20年当初は既存の

建築システムを壊して、建築革命宣言、分離発注をすることで

今まで下請けで工事をしていた職人を元請として工事の

責任を持ってもらう。このシステムに多くの建築士に

参加してもらい、住宅建設における選択肢の一つとして

認知してもらうことを目的として、当初10人ほどから集まり

次第に多くが賛同し一番多く集まったときには400社以上の

建築事務所(個人事務所も含めて)が集まりましたが、

現在は203社、そのうち活動をしていると思われる設計事務所

は半数にも満たないのではないでしょうか

業者バンクに登録している専門工事業者も

だんだん数が減って工種別の複数入札もできなくなっています。

原点に戻り最初の理念を貫いてこそ未来が

あると思うのですが。来年はもっと多くの設計者が

賛同できるような施索が必要と考えます。

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2018年6月19日 (火)

建築士の独り言2018①

昨日震度6弱の地震が起きました。本棚が倒れ本が散乱し

食器棚もドアが開いて食器が割れてしまいました。

幸いに怪我はなかったですが、ちょっと片づけが大変です。

今のところ近隣もけが人はいなかった模様ですが、どの家も

家具が倒れたりしたようです。

設計した建物も異常がなかったようで一安心です。

お客様からのお声でどんな地震でも家は大丈夫という安心感

があるのでとても強いです、と連絡頂き少し自分のやってきたことが

お役に立てたことを喜びに思います。

地震は何時どこで起こってもおかしくないのがこの日本です。

そして地震によって凶器に代わってしまう建物にならないように

設計しているのが設計者です。それだけ設計者の責任は

思いのです。その思いを消費者にもわかってもらう

ことをやり続けたいと思いまます。

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2017年12月27日 (水)

建築士の独り言2017⑦

12月21日付けで国土交通省の広報資料で一級建築士

の懲戒処分の情報がでました。今回5人の建築士が

免許取り消しという重い処分が架せられた原因はすべて

壁量不足による耐震性の不足した建物の

設計を行ったことによる処分でした。100物件強の物件

が対象です。この原因の大きな一因として4号特例と

いうことがあります。

一般的に木造2階建ての住宅で確認申請時に

構造検査書の提出をしなくてもいいという内容です。

ここで勘違いするのが提出しなくてもいいことと、

計算をしなくても言いということは根本的に違うという

ことです。消費者にはわかりにくいですが、確認申請

の書類上つじつまがあっていれば問題ないといいのは

消費者を惑わすわかりにくいものになっています。

建築士の理念良心に任すことは建築士としてはいいと

思いますが中にはその良心すら欠如している、

または気づいてすらいない建築士もいるということです。

いくらきちっと科学的な構造計算を行って

建築士としての職務を全うに行っていても一部の心無い

建築士のおかげで全体がイメージダウンになることは

残念なことです。

この際4号特例そのものがなくなることをこの際切に望みます。

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2017年9月13日 (水)

建築士の独り言2017⑥

お知恵拝借という言葉がありますが、建築士のアイデアは

お知恵拝借の範疇に入ってしまうのでしょうか。

医師や弁護士の健康無料相談、法律無料相談は、一般論を

説明するに過ぎません。それ以上の個別の相談は費用が

かかることは一般の消費者に浸透しています。

しかし建築士の場合、工務店や、ハウスメーカーが、

個別の案件のアイデアも無料で行ってしまうので、

専業で建築設計をしている専業建築士も、個別案件の

アイデアを無料で提出することが当たり前のようになっていることは

非常に残念なことです。これは建築士のほうにも

自分たちの技術をきちっと評価してもらう努力をしてこなかったのも

原因ですが、根本は設計と施工を一緒の組織が可能な日本の制度が

大きな原因であると考えます。作る側と、それをチェックする側が

一緒でもOKといいのは問題を隠蔽する体質を黙認してしまうので

はないでしょうか。

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2017年7月27日 (木)

建築士の独り言2017⑤

新国立競技場の建設現場で23歳の若者が長時間労働の末

自殺してしまった、いたましいことがありました。

長年建設業界は3K職場とも言われ、「きつい、汚い、危険」、が付き物

とされてきました。おそらく環境は様々改善されても、他業界と比べると

その性質は変わっていないのではないかと思います。

私も30年前には建設会社の現場監督をしていましたが、その頃も

長時間労働は当たり前で、若い新入生(大卒でも)現場労働者と

同じように泥だらけになって働いていたものです。

しかしその時代ノミュニケーションといって、上司、同僚との

コミュニケーション、良くも悪くも、愚痴を言い合い、

無礼講で上司の悪口、先輩のアドバイスなど、

様々なコミュニケーション、ストレス解消に役立っていたのではないかと

思いますし、そのコミュニケーションで、技術の伝承も

行われていたような気がします。

それは大変重要なことで、先輩の仕事術を盗めるいいきっかけ

だったと思います。最近の風潮で個人主義はさも現代風

のように思われていますが、それは孤独という弊害も

生まれているのではないでしょうか。

この自殺した若者は非常に孤独だったのではないでしょうか、

こういった過酷な現場ほど人間同士のおせっかいが

救ったのではないでしょうか。残念でなりません

ご冥福をお祈りします。

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2017年6月25日 (日)

建築士の独り言2017④

少し前になりますが高速道路の建設現場で鉄板がフックからはずれ

作業員の方1名が亡くなるという傷ましい事故がありました。

この工事現場では以前にも事故があり、また最悪の事故では橋げたが落ちて

複数の死亡者とけが人もでている事故が起きています。それも1年もたたないうちに

です。この発生率はこの近年においてはかなり異常なことです。

亡くなった方にはお気の毒ですが、近年杭の支持層まで達していないことだとか

配管用の梁貫通を忘れコアで鉄筋(主筋)まで切ってしまったとか、建物にとって

建て直さなければなおらないような致命的なミスが建設現場で数多く起きています。

なぜこのようなことがおきているのか、大きく考えられるのが、失われた20年バブル

崩壊後企業の人材採用の穴が開き技術伝承がうまくできなかったこと、企業はマニュアルを

作って職人の域の技術伝承の変わりに、マニュアルをつくりそれに変わるものとした。

しかし応用の現場ではマニュアルでは対処できないことが頻繁におきてします。

そのときに物を結うのは経験に基づく職人としての技術です。これは決して

机上では教えられないことです。

設計の現場でもその現象は見られます。見た目のデザインにだけに気を取られて

建物の基本である人間の生命を守る家という概念を忘れてしまっているのです。

早く住宅の建設現場でも構造チェックがなされることを節に願います。

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2017年5月 1日 (月)

建築士の独り言2017③

先回の独り言にも書きましたが、日経アーキテクチュアの紙上シンポジュームでも

4号特例の廃止の議論があり一般的に4号建物に建築士の構造チェックは

行われていないのが大半であるというう議論でした。そのために

プレカット工場で描かれた伏せ図で接合金物や、HDなどはプレカット工場と

施工会社、販売会社の担当者レベルで決めていたのではないかということです。

4号建築物は特例で構造審査がない。3号建築物になると審査がある。

2号建築物になると構造設計一級建築士でかつ適合判定。

専門家が関わっているもののほうがチェックが厳しく、

関わっていないほうがチェックが甘いのはやはりおかしいとおもいます。

見直すならこちらが先だと思います。

4号特例は審査が省略されているだけ。

実際の構造検討はされているはずなですがそれがなされていないのはおかしい。

では審査する側の怠慢なのでしょうか?

4号特例廃止で困る業態といえば、1日○○○棟建てるとか謳っている

建売住宅メーカーでしょうね。

恐らく設計にまともな建築士は携わっていないでしょう。

数だけが勝負ですから壁量チェックなどされればその分審査が

1~2日延び着工が遅れると文句を言うことでしょう。

日本に無くてよい業態です。

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