2017年5月 1日 (月)

建築士の独り言2017③

先回の独り言にも書きましたが、日経アーキテクチュアの紙上シンポジュームでも

4号特例の廃止の議論があり一般的に4号建物に建築士の構造チェックは

行われていないのが大半であるというう議論でした。そのために

プレカット工場で描かれた伏せ図で接合金物や、HDなどはプレカット工場と

施工会社、販売会社の担当者レベルで決めていたのではないかということです。

4号建築物は特例で構造審査がない。3号建築物になると審査がある。

2号建築物になると構造設計一級建築士でかつ適合判定。

専門家が関わっているもののほうがチェックが厳しく、

関わっていないほうがチェックが甘いのはやはりおかしいとおもいます。

見直すならこちらが先だと思います。

4号特例は審査が省略されているだけ。

実際の構造検討はされているはずなですがそれがなされていないのはおかしい。

では審査する側の怠慢なのでしょうか?

4号特例廃止で困る業態といえば、1日○○○棟建てるとか謳っている

建売住宅メーカーでしょうね。

恐らく設計にまともな建築士は携わっていないでしょう。

数だけが勝負ですから壁量チェックなどされればその分審査が

1~2日延び着工が遅れると文句を言うことでしょう。

日本に無くてよい業態です。

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2017年4月14日 (金)

建築士の独り言2017②

熊本地震が発生して1年がたちました。いまだに復旧復興の途上にあり被災された

方々には心よりお見舞い申し上げます。

建築士の責務として建築基準法の基本目的である国民の生命、健康及び財産

の保護を図り、もって公共の福祉の増進に資する。とあります。

まさに建物は生命財産を守るものでなければなりません。

熊本地震では

建物のうち新しい耐震基準で建てられた建物も倒壊という最悪の状態に

なっている建物がいくつもあるという調査がなされていました。

あたらしい耐震基準は震度7でも建物は壊れることはあっても倒壊はしない、

そして人命は守るという考え方の基に定められたものです。

しかし倒壊した。なぜなのかを検証する内容でした。

先回も述べたように、2階建ての木造住宅では科学的な根拠に基づく

構造計算がなされていないのが現状です。ですから簡易型の仕様対策では

このような大きな揺れには対応しきれないといううことが実証されました。

4号建物といわれるものも科学的な構造計算に基づく構造設計が必要なのです。

調査した結果現在新しい基準で建てられた4号物のうち科学的な

構造計算で計算しなおうと7割はNGという結果がでています。

今回の熊本地震級の地震が起きた場合7割近くは倒壊の危険があるということです。

早く熊本地震の教訓を生かし、少なくとも科学的な根拠の有る構造計算が

なされることを節に思います。

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2017年2月22日 (水)

建築士の独り言2017①

国交省のHPに建築士の懲戒に関する資料が毎年でていますが、

いまだに名義貸をして懲戒になっている建築士がいることはまっとうに

建築士業務を行っているものには残念でなりません。

以前建築士事務所協会、建築士会と一線をかくすために

建築家協会として設計監理専門集団として施工会社

に対して第三者としてクライアントに対して望むべき設計士を

目指す集団としての集団に身をおいたことがありますが、

建築士としての職能集団としてのクライアントに対する

アピールをあまりにしなさ過ぎるので脱会をしましたが

建築士の職能をクライアントにアピールするためには

建築士としての知識、モラル、そして社会的ステータスの

向上をもっと目指すべきと思います。そうしないと

有能な人材はこの業界に入ってこなくなるのでは。

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2016年10月28日 (金)

建築士の独り言2016②

先回の続きで、10月の初めにNHKの特集番組で熊本地震で倒壊した

建物のうち新しい耐震基準で建てられた建物も倒壊という最悪の状態に

なっている建物がいくつもあるという調査がなされていました。

あたらい耐震基準は震度7でも建物は壊れることはあっても倒壊はしない、

そして人命は守るという考え方の基に定められたものです。

しかし倒壊した。なぜなのかを検証する内容でした。

先回も述べたように、2階建ての木造住宅では科学的な根拠に基づく

構造計算がなされていないのが現状です。ですから簡易型の仕様対策では

このような大きな揺れには対応しきれないといううことが実証されました。

4号建物といわれるものも科学的な構造計算に基づく構造設計が必要なのです。

調査した結果現在新しい基準で建てられた4号物のうち科学的な

構造計算で計算しなおうと7割はNGという結果がでています。

今回の熊本地震級の地震が起きた場合7割近くは倒壊の危険があるということです。

皆さんどう考え、どう行動しますか。、

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2016年5月26日 (木)

建築士の独り言2016①

久しぶりにブログを書きます。熊本地震が発生して1ヶ月余りがたちましたが、被災地では

多くの被災者がまだ避難所で、苦しい生活を強いられています。一刻も早く以前の生活が取

り戻せることを切に祈ります。

さて、今回の地震で多くの家屋が倒壊して、その犠牲になられたことは、建築士として痛恨の

極みといわざるを得ません。2回の震度7に襲われたことは想定外の出来事といわれていま

すが、同じ場所で倒壊した建物、そうでない建物との差が存在していることは事実です。

まだ研究機関の調査はなされいていませんが、新しい基準ができた後に建てられた住宅の

倒壊も数多く見られましたが、建築として基本的なことをきちっとなされていれば、少なくとも

耐震設計、耐震に関する基本的なこととして、設計、施工がなされていれば、何割かは倒壊

を免れたのではないかと思われます。これはこの地域でのことではないですが、関東のある

地域の公共の住宅供給機関で建てられた建物が、半分以上が建築基準法の最低基準を満

足してない建物があったと公共の住宅供給機関が認めたことで物議をかもしています。

これは確認申請の手続き上4号建物の緩和という法律があります。その条文にはこう書かれ

ています。「第6条第1項第4号に掲げる建築物で建築士の設計に係るもの」

は「構造の確認検査の規定を緩和する」これを読み替えると木造2階建ての建築で面積が

広くなければ、構造の確認審査は受けなくてもいいことになります。

この規定を盾にとって、今行われていることは、構造の規定を新しい基準でなくても建ててし

まうことができてしまうといううことです。私としてはこの基準はなくすべきだと思います。

まじめに構造の設計もしている、自分としては非常に憤っています。

続きはまた今度

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2015年10月15日 (木)

建築士の独り言 2015 ⑦

またまた大手デベロッパーと、大手ゼネコンによる、取り返しの付かないミスが

発覚しました。それも杭の施工ミスありえないことである。

新聞発表だと52本中8本が不良(28本調査中)とありました。

ということは3割が不良ということになります。この状態で震度6強にも耐えうる

とは考えられません。3割不良といううことはその分が他の

杭に負担がかかるわけで、他の杭も耐力不足となってしまいます。

ですから杭を打ち直さない限り修正不可能と思います。

なぜこんなことが起こるのか、ゼネコン出身OBとしてはおそらく現場を管理する

時に杭工事の重要さを管理者として認識が甘いと思います。

建築の現場管理者は目に見える部分地上部分についてはそれなりに管理する

がこと地盤になると下請け任せにする傾向があります。

旭化成建材が施工したとありますが。施工時に杭の設計長さ管理を優先して

実際の支持層を確認したかどうかデーターを改ざんしたというよりも

おそらく電圧データーだけで二アリーアンペアを確認しただけと思います。

ベテランのオペレーターだったらおそらくそのときに認識していたと思います。

ですから今回の件は下請け業者は認識していたと考えられます。何らかの

圧力で、不良のまま施工終了せざるを得なかったのではないかとおもいます。

ですから今回の件は人的なミスではなく、故意に行ったものと思われ

悪質です。 しかしこれも本当はゼネコンの管理者が見抜かないといけない問題です。

見抜く眼があれば3割もデーター改ざんが行われるのは不可能と思います。

これも失われた20年(バブル崩壊による)の技術移転が出来なかった弊害だと思います。

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2015年7月 4日 (土)

建築士の独り言 2015 ⑥

建築士法が最近変わりました。業務契約に関するルールが義務化されました。

非常にいいことだと思います。今までHM、工務店が設計無料で行っていたことが

ちゃんとした契約に基づく設計業務として、明瞭になることは消費者にとっても

責任に所在がはっきりしていいことだと思います。

また1括再委託の禁止が明確になり、工務店が設計事務所に自分たちの名前だけ

使って他の設計事務所再委託することが明確に禁止されました。

業務が明確になった分責任も重くなります。

設計業務と施工は分離すべきです。設計者も技術はもちろん、

監理者としてレベルアップする必要があります。

デザインだけで施工者におんぶに抱っこの設計者は淘汰されるべきです。

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2015年3月24日 (火)

建築士の独り言 2015 ⑤

大臣認定の偽装が問題になっていますが、

私たち建築士は出来上がった部品の組み合わせ、

アレンジの妙を使って、デザインを作り出すのが

大半の仕事の方法です。(もちろん部品から作ることも

ありますが)その出来上がった部品の、安全性、客観性が

根本から崩れることは建築士にとって仕事そのものの

客観性が失われる気がします。

人間を性善説で信じることはある意味必要なことですが

そのことで、多くの人に迷惑をかけ、

そしてその是正方法を、当事者にゆだねることは

非常に危険なことだと思うのは、建築士の独り言でしょうか?

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2015年3月 1日 (日)

建築士の独り言 2015 ④

建築基準法が改正されました。適合判定のルール、

容積率の緩和、などいろいろありますが、

木造建築物についての改正もありました。

改正内容もう少し勉強してみないと、

なんともいえませんが。

確認申請などスムースな流れになるかどうか

疑問です。

もう少し読み込んでみます。

4号物の構造計算は今回も強化していません。

これが大事だと思いますが。

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2015年2月16日 (月)

建築士の独り言 2015 ③

ある雑誌の記事に、確認申請の特殊性についての記事がありました。

建築士で確認申請をやったことがある人は多かれ少なかれぶつかる疑問ですが、

確認申請はそもそも、建物を作るときの許可なのか、それとも書類上の

届出なのかということです。最近はローンなどを使うときは、

確認申請だけではなく、建物検査の報告が必要というところも増えてきていますが、

以前は確認済書の有無だけでローン契約が成立し、その建物が法律に違反した

ように出来上がっていてもわからないのが現状でした。

もちろん建築士として、監理業務の中で法律違反はしてはならないことです。

建築士としての業務倫理を犯してまで、仕事をしようとは思いません。

しかし中には仕事ほしさに施主の言われるがまま、自分の首を

閉めることをいとわずに、違反をしてしまう建築士もまだまだいます。

様々な施主の要望はできるだけ実現させてあげたいですが、

法律の枠をこえてまでやることは施主のたてでもないし、また自分の

ためでもありません。勇気を持ってきちんとできないことはできない

とはっきり行って、あやふやな中で業務を進めないことに心がけています。

あやふやなことは、施主も、行政も巻き込んでみんなで問題解決

することが、時間はかかりますが、近道だと思います。

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