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2017年6月25日 (日)

建築士の独り言2017④

少し前になりますが高速道路の建設現場で鉄板がフックからはずれ

作業員の方1名が亡くなるという傷ましい事故がありました。

この工事現場では以前にも事故があり、また最悪の事故では橋げたが落ちて

複数の死亡者とけが人もでている事故が起きています。それも1年もたたないうちに

です。この発生率はこの近年においてはかなり異常なことです。

亡くなった方にはお気の毒ですが、近年杭の支持層まで達していないことだとか

配管用の梁貫通を忘れコアで鉄筋(主筋)まで切ってしまったとか、建物にとって

建て直さなければなおらないような致命的なミスが建設現場で数多く起きています。

なぜこのようなことがおきているのか、大きく考えられるのが、失われた20年バブル

崩壊後企業の人材採用の穴が開き技術伝承がうまくできなかったこと、企業はマニュアルを

作って職人の域の技術伝承の変わりに、マニュアルをつくりそれに変わるものとした。

しかし応用の現場ではマニュアルでは対処できないことが頻繁におきてします。

そのときに物を結うのは経験に基づく職人としての技術です。これは決して

机上では教えられないことです。

設計の現場でもその現象は見られます。見た目のデザインにだけに気を取られて

建物の基本である人間の生命を守る家という概念を忘れてしまっているのです。

早く住宅の建設現場でも構造チェックがなされることを節に願います。

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