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2017年4月14日 (金)

建築士の独り言2017②

熊本地震が発生して1年がたちました。いまだに復旧復興の途上にあり被災された

方々には心よりお見舞い申し上げます。

建築士の責務として建築基準法の基本目的である国民の生命、健康及び財産

の保護を図り、もって公共の福祉の増進に資する。とあります。

まさに建物は生命財産を守るものでなければなりません。

熊本地震では

建物のうち新しい耐震基準で建てられた建物も倒壊という最悪の状態に

なっている建物がいくつもあるという調査がなされていました。

あたらしい耐震基準は震度7でも建物は壊れることはあっても倒壊はしない、

そして人命は守るという考え方の基に定められたものです。

しかし倒壊した。なぜなのかを検証する内容でした。

先回も述べたように、2階建ての木造住宅では科学的な根拠に基づく

構造計算がなされていないのが現状です。ですから簡易型の仕様対策では

このような大きな揺れには対応しきれないといううことが実証されました。

4号建物といわれるものも科学的な構造計算に基づく構造設計が必要なのです。

調査した結果現在新しい基準で建てられた4号物のうち科学的な

構造計算で計算しなおうと7割はNGという結果がでています。

今回の熊本地震級の地震が起きた場合7割近くは倒壊の危険があるということです。

早く熊本地震の教訓を生かし、少なくとも科学的な根拠の有る構造計算が

なされることを節に思います。

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