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2014年6月11日 (水)

建築士の独り言 ④

この2、3日横浜市の分譲マンションで杭施工ミスによる建物が

傾いたことを盛んにTVで報道されていますが、杭が支持層まで
 
達していないのが原因だといううことです。
 
当時のボーリング調査がどのようにされたかは不明ですが、
 
私の推測として現場での杭打ち作業のとき、下請けの業者の
 
作業をまかせっきりで、報告だけをうのみにして、
 
ボーリングデーターと実際の杭作業で確認された支持層の
 
確認が十分行われていたかどうかが疑問視されます。
 
またこういった現場は設計監理担当の建築士が必ずいるもので、
 
その監理者も確認を怠ったことになります。
 
私もゼネコンの現場監督を25年以上前ですがやっていましたが、
 
当時はくい打ち作業は建物を作る上の一番の基礎中の
 
基礎なので、その確認作業は慎重にも慎重に
 
施工会社、現場監理者が細心の注意をしていたように
 
思います。私も杭の種類にもよりますが場所打ち杭の場合、
 
柱に対して1本2本の数しかないので全数支持層の確認を
 
業者任せではなく自分でしていました。(そのように教育されていました)
 
昨今の大手ゼネコンの相次ぐ施工ミスは、現場での経費削減
 
のため管理する人員が少なくなって一人一人の管理する内容
 
が多岐にわたり、肝心なところで見落としてしまう、また現場で
 
ミスが発生しやすいポイント、ミスをした場合致命傷になる
 
ポイントなどいくつかマニュアルではなかなか管理しきれない
 
部分の技術伝承ができていないのではないかと推測されます。
 
こんな致命傷になるようなミス、技術屋としてはやってはならないし
 
あってはならないとおもいます。

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