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2013年2月27日 (水)

建築士の独り言④

ある雑誌の記事の中に、違法賃貸マンションの記事が

ありました。確認検査時に提出された図面と異なり、

著しく耐震性能が低いという記事です。市民の通報で

工事中から発覚したので、工事中止命令、使用禁止

命令等再三にわたり勧告してきましたが、

オーナーはそれを無視してマンションに入居をさせて

しまって10年も建ってしまいました。それにもかかわらず、

逆に行政に対して損害賠償を求めて提訴までしています。

裁判は行政側が勝訴していますが、その間もその建物

には入居者は存在し、またもし地震が起きてこの建物が

倒壊して被害を生じさせる恐れもあるわけです。

この問題の大きな問題は建物を作る上で市民に

公共の社会資本を作るという意識が著しく掛けている

点だと思います。金を出すほうが上で請負をする

業者は下、ましてや設計者は存在すら無視されている。

こんな風潮がこんなに社会が成熟しているにも

かかわらず違法建築がなくならない根本原因だと

思います。もっと設計者と、行政が建物を作ろうとする

一般市民(施主)に啓蒙活動をすることからはじめないと、

なかなかこの風潮はなくならないのではと思います。

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