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2011年6月 2日 (木)

建築士の独り言2011⑨

既存の建物で液状化が心配な場合

どんな方法があるでしょうか。

液状化を防ぐためには地震による

地下水の移動を防ぐのが有効ですが、

それには例えば建物外周に地中壁

作る方法がありますが、水位の深度、

砂地盤の厚みによってはかなりの

深さまで作らないと効果は出ません。

また基礎下の地盤を改良する方法も

ありますが、建物の下部に施工できる

空間を作って置き換えをしなければ

いけませんので、費用もかなりかかり

現実的ではありません。

では液状化の被害を受けて建物が

傾いた場合の修補方法も考えていきましょう。

水平修復の工事方法には

「アンダーピニング工法」および「耐圧版工法」

などがあります。 地耐力の状況、沈下の

終息状況、施工状況などから、工法を選定します。

アンダーピニング工法

基礎下地盤に鋼管杭を圧入し支持杭とし、

基礎下からジャッキアップを行なう

水平修復方法で、再沈下の恐れが大きい

場合に行われる工法です。お住まいに

なりながら修復したい場合に多く

採用されております。

 再沈下の恐れはほとんどなく品質面で

お奨めしますが、施工費は、人力による掘削

が多いため高額な工事となります。

091015anda_2   

耐圧板工法

 基礎下地盤に保持鉄板を敷き支持盤とし、

基礎下からジャッキアップを行なう

水平修復方法です。地盤状況に応じ、

耐圧板の下に、均しモルタルまたは

地盤改良を施します。

これらの方法がありますが、いずれも

費用はかなりかかります。

091015taiatu

液状化地盤の対策はまだまだ未知の部分

がかなりありますがこれから新築を考える

場合は、調査を含め建築士とよく相談の上

考慮してください。

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