« 建築士の独り言2011⑦ | トップページ | 建築士の独り言2011⑨ »

2011年6月 1日 (水)

建築士の独り言2011⑧

地盤調査について

最近はスウェーデン式サウンディング試験と調査方法が

主流ですがこれですと地盤の強度は測れますが、

地盤の内容例えば土質、水位は測れません。

ボーリング調査をして土質サンプルを採取して行う

試験ですと土質、水位は目視で確認ができ対策も

とりやすくなります。また液状化の検査として

粒度分布の検査も行うとよりいっそう詳しくわかります。

しかしはやり費用はサウンディング試験より10倍以上

かかりますので、なかなかそこまで調査に費用は

掛けられません。

ではどうすればいいか、今は各自治体で液状化

マップが出ていますのでまずそれで自分の

土地がその地域にあるかどうかがわかります。

液状化地域に入っている場合は前述の調査をやって

液状化対策が必要かどうかを判断します。

では、液状化対策としてはどんなものがあるでしょうか。

大きなビルとかのやり方と住宅など小規模建物と

対策の方法は異なりますので、

ここでは住宅を対象に考えてみます。

べた基礎

住宅の基礎では一般的ですが、十分な曲げ抵抗を

持つ必要があります。特に,地盤が液状化した場合は,

砂が局部的に陥没したり,流出したりする恐れが

ありますので,さらに大きい曲げ抵抗が必要です。

また,建物が全体として傾斜した場合は,

ジャッキアップして建て起こすことができます。

基礎厚さを220 mm とし,直径13 mm の鉄筋(D13φ

を縦横200 mm 間隔のダブル配筋としておけば,

片側が全長にわたって幅1.9 m 流出しても,また,

直径数㍍の陥没が起っても,べた基礎が被害を

受ける恐れはなく,かつ,建物はそのままにして

おいて,ジャッキアップによって容易に

建て起こすことが可能です。

杭基礎

 建物が液状化しない地層まで届く杭によって

支持されていても,液状化によって杭が壊れ,

それに伴って建物が傾斜などの被害を

受けることがあります。

 杭基礎による液状化対策には,地盤改良を

併用する場合と,併用しない場合とがあります。

前者は,重要性の高い構造物,または液状化層が

流動する恐れがある場合が対象となるでしょう。

いずれの場合も,地盤・杭・構造物からなる系の

地震時の挙動を予測するには,非常に高度な

解析を行う必要があります。したがって,

鋼材などの靭性の高い材料の杭を使って,

ねばり強いシステムを構築することが望ましいと

言えます。しかし経済的な制約もありますので,

これについても,設計者と施主がリスクとコストの

兼ね合いについて共通の理解を持つことが必要でしょう

置換工法

液状化層の土を除去し、良質土又は貧配合の

コンクリート(単位面積当りのセメント使用量

が少ないコンクリート)に置き換える工法。

土で置き換える場合は、転圧締固めが必要ですが、

セメントなどを混合して、固化させることも多い。

置換工法には発砲樹脂を基礎下に配置して、

軟弱地盤対策と併用した、

コロンブス工法があります。液状化対策と免震効果で、

地震対策としても有効です。

続きは既存建物についての対策を考えます。

|

« 建築士の独り言2011⑦ | トップページ | 建築士の独り言2011⑨ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 建築士の独り言2011⑧:

« 建築士の独り言2011⑦ | トップページ | 建築士の独り言2011⑨ »