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2009年9月19日 (土)

建築士の独り言⑰

建築士の独り言第17弾です。以前にも話したことがあるのですが。建築学の教育についてです。現在の建築を教える教育の中で一番欠けているものは建築が生産物であるという視点です。人間が使うものという視点が欠けていると思います。特に住宅は人間の生活、健康に直結しています。いくらデザイン性の高い設計がされたとしても、そこに生産物であるという視点が無ければ、使い勝手の悪いものになり、欠陥があってもそのまま出来上がってしまいます。設計者は設計という視点と、生産物であるという視点が必要です。特に住宅を扱う設計者にはその視点が必要です。生産は業者にまかせっきりでは、いいものはできません。設計したものが生産も責任を持たなければ消費者が求める品質なのかどうか、確認できないと思います。私の瑕疵保証の検査員としていろいろな現場に行きますが、ほとんど現場で検査に立ち会っているのは職人です。管理者はいません。そのようなことで本当にいい家ができるのでしょうか。現場で管理している。監督は一人で何軒も掛け持ちで管理して、現場に来るのは週一程度そんな程度で品質管理ができるでしょうか、ましてや設計者はほとんど現場に顔を見せません。業者にまかせっきりです。来るのは仕上げの材料を決めたり表面の内容だけです。設計者は監理者であることを忘れてはなりません。CM方式はその点でも設計者の本来の業務に立ち返るいい方法だと思います。

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