2023年5月23日 (火)

建築士の独り言2023⑤

最近大流行のChatGptが1級建築士試験に挑戦という

記事があった。建築士がAIに取って代われるか

どうかだが、今回の挑戦では

合格には程遠い正解率47.3%だったそうだ

合格圏内78%はまだまだ遠い今回は学科試験で

しかも画像を理解するものを

省いての結果である。少々胸をなでおろした感がある。

しかし今後はもっと情報量が増え、過去に出された

試験の傾向が踏襲されるようなものの試験であれば

おそらく、合格圏内に入ってくることは予想される。

建築士は建築技術者であると同時に建築デザイナーでもある。

クリエイターとしてAIとすみわけができるかどうかが

今後の建築士の課題だと思う。

 

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2023年3月17日 (金)

建築士の独り言2023④

またまた大手ゼネコンによる工事ミスが発覚しました。

それも超高層ビルの建設で、最先端の技術を誇る

スーパーゼネコンで何ともお粗末なことです。

40階建ての15階まで建てたところで発覚し

地上まで解体して又建て直すそうですが、

スーパーゼネコンでさえ単純ミスが起こります。

住宅の建設でもミスは起こりますが、第三者である

設計者がちゃんとチェックすればある程度は防げますが

一番は各職人の意識と知識です。ですから消費者は

職人のレベルを下げるような賃金での金額を

良しと思わないでもらいたいです。

きちっと仕事をしてもらうためにはそれなりの

賃金を払いそしていい仕事をしてもらう、

そうすることによって結果的にライフサイクルコストが

ダウンします。最初にケチったらあとで大きな損を生む

消費者は賢くあるべきです。

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2023年1月28日 (土)

建築士の独り言2023②

今年の冬は非常に寒く雪が多く降って、

交通障害が多数起きています。

雪国の建物は雪の荷重を設計の中に

取り込みますが、そうでない地域は

軽く扱います。こんな風に思い掛けない

雪が雪害を生むケースがあります。

こんな時少しでも構造的なアプローチが

設計者にあれば安全な対策を講じているはずです。

台風時の突風なども軒のあおり検討をしていれば

防げます。こんな風に構造の計画は

万が一の時の備えにもなります。

省エネでSDGZのが流行りですが

持続可能な考え方であれば、長く持つ

ように考えるべきと思います。

省エネや自然素材だけではないと思います。

構造大事

以上です。

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2023年1月 3日 (火)

建築士の独り言2023①

皆様明けましておめでとうございます。

本年一発目の独り言です。

分離発注(オープンシステム)に取り組んで

25年になりますいろいろなお客様と、

いろいろな住宅を手掛けてきました。

分離発注はおお客様のニーズと、建築士の

職能を十分に発揮できる唯一の方法です。

建設会社がいくらCMでやりますといっても

第三者のチェックがなければいくら公平を

謳っても絶対とは言い切れません。

クライアントの為にも建築士の職能を

充分に活用できるシステムです。

昨年の1級建築士の合格率は9.9%で

司法試験よりも難しいです。

自分の家をちゃんとした国家資格持った

人に第三者として監理してもらうのは

決してコストパフォーマンスは悪いとは

思いません。

令和5年度から法律が変わります(まだまだ甘いですが)

建築士の職能を十分に活用した家づくりを

しましょう。

今年もよろしくお願いします。

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2022年12月13日 (火)

建築士の独り言2022⑫

令和5年に施行される「木造建築物における省エネ化等に

よる建築物の重量化に対応するための

必要な壁量等の基準」が国交省のHP

に掲載されていますが、いまいち説明趣旨がわかりません。

要するに脱炭素社会に向けて化石燃料など

CO2の排出量を下げるために

住宅の省エネ対策をUPしてエネルギーを

できるだけ使わない家を作ろうといいことだとおもいますが、

そのために断熱材を多く使うため、太陽光パネルなど

重たくなるためにそれに伴う建物の壁量を増やそう

といいことだと思うのですが。構造計算をいつもしている

者にとっては一つも変わったことにはならないのです。

そもそも構造計算上固定荷重、積載荷重は当たり前のように

計算し、それに基づいて柱、梁などの断面など計算して

いきますので

普通の行っていることです。

木造住宅の構造計算を行うものにとっては

何を騒ぐことがあるのかと思います。

とにかく、木造2階建てでも構造計算をしましょう。

(許容応力度計算)

そして耐震等級は現状の最高値等級3を標準としましょう。

将来はもっと基準を上げるべきと思います。

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